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JNSA、2009年上半期の情報セキュリティインシデントに関する調査報告書を発表

NPO法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)は3月8日、「2009年情報セキュリティインシデントに関する調査報告書」を公開。2009年上半期に報道された個人情報漏洩インシデントの情報を収集して集計した。

集計によると、2009年上半期に発生のインシデント件数は764件で、漏洩人数は231万9,003人であった。

  • 漏洩件数の多い業種は金融・保険業

業種別でみるインシデント件数と漏洩人数が一番多いのは金融・保険業で、インシデント件数312件、漏洩人数が184万2,000人と断トツで多く、次に多いのは公務で192件17万人であった。

  • 漏洩原因のトップは管理ミス

原因別の漏えい件数を見ると、管理ミスが52.5%で一番多く、次が誤操作で22.3%、盗難7.7%、紛失・置き忘れ7.1%と続く。
業種別でみると、管理ミスが多い業種は金融・保険業で95.7%と圧倒的な多さで、複合サービス事業、運輸・郵便業が50%と並ぶ。誤操作の多い業種は製造業の63.6%、次いで公務の59.2%と続く。

  • 主な漏洩媒体は紙媒体

漏洩媒体別件数を見てみると、紙媒体が圧倒的71.9%と一番多く、電子メール7.7%、USBメモリなどの記録媒体が7.6%と続き、業種別で見てみると、建設業での漏洩経路は100%紙媒体であった。また、金融・保険業でも紙媒体での漏洩が92.3%と高く、公務も次いで89.7%であった。

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