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東芝テック、サイバー攻撃を受けデータがランサムウェア被害

発表日時2021/5/14

東芝テックの子会社がサイバー攻撃被害。同社グループのフランスやドイツなど5拠点の欧州子会社がサイバー攻撃を受け、ランサムウェア被害を受けたことが発覚。サイバー攻撃確認後、同グループは直ちにネットワークやシステムの停止措置を講じ、被害拡大を抑止したうえで、バックアップを使用して、影響を受けるネットワークを正常に動作させるよう復旧作業を進めている。

今回のサイバー攻撃はハッカー集団の「ダークサイド」による攻撃で、個人情報を含む740ギガバイト以上のデータを盗んだとみられ、データを暗号化して身代金を支払わなければデータを公開すると脅して身代金を要求しているが、同社はこれには応じないとしている。現在外部の専門機関による調査を行っている。

外部の専門機関による調査を進めた結果、フランス、ベルギーの2カ国3現地法人(東芝テックフランス画像情報システム社、東芝テックヨーロッパ画像情報システム社、東芝グローバルコマースソリューション・ベネルクス社)のサーバーから情報が流出したことが判明した。東芝グローバルコマースソリューション・ベネルクス社については、顧客情報の流出がないことを確認できたが、東芝テックフランス画像情報システム社、東芝テックヨーロッパ画像情報システム社については、外部の専門機関による調査を継続しており、流出した情報の特定ができたものから必要に応じて報告するとしている。なお、情報流出の被害は発生していない。(2021年6月10日追加)

 



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