国立国会図書館、館内サービスシステム構築委託先で不正アクセスが発生

会社名国立国会図書館
株式情報非上場
漏洩種別流出
漏洩対象サーバ
漏洩場所社外
漏洩内容不明 ID/氏名(2025年11月25日追加)
漏洩件数不明 4,360件(2025年11月25日追加)
漏洩日時2025/11/5
発表日時2025/11/11

国立国会図書館にて、館内サービスシステム構築委託先で不正アクセスが発生。同館は「新館内サービスシステム」リプレース開発の委託先であるインターネットイニシアティブの開発業務の一部を再委託しているソリューション・ワンにおいて、業務設備が侵害されたことにより、当該システムの開発環境に不正アクセスが行われたことを確認。その影響により、開発環境のサーバ構築情報ならびにシステム開発情報、一部の利用者情報および利用情報が流出した可能性があることが判明した。

本件発覚後、当該開発環境へのアクセスを遮断している。なお、本件の影響は開発環境のみであり、同館の各種サービスや情報基盤への影響は確認されていない。同館は各種情報環境への監視を強化するとしており、引き続き、詳細について調査を進めるとしている。

同館は不正アクセスを受けた件で、調査結果を公表。流出した可能性のある範囲については、2025年3月15日から3月27日までの期間中に関西館に来館した利用者の利用者IDならびに、2025年9月24日から10月22日までの期間中に東京本館、関西館または国際子ども図書館に来館し、電子情報およびマイクロ資料のプリントアウトの印刷指示を行った利用者の利用者IDおよび氏名を含む申込情報が流出した可能性があることが確認されている。同館は当該利用者にお詫びと説明を行うとともに、不審な連絡に注意を呼びかけている。なお、現時点において、二次被害等は確認されていない。(2025年11月25日追加)