Apple、iOS、OS X、Safariなどの脆弱性を修正したセキュリティアップデートを公開
Appleは6月30日、iOS、OS X、Mac EFI、Safari、iTunes、QuickTimeに含まれる脆弱性修正を行ったセキュリティアップデートを公開した。
今回公開された iOS 8.4はiPhone 4sとそれ以降、iPod touch 第5世代とそれ以降、iPad 2とそれ以降が対象となる。5月に確認されたLogjamというDiffie-Hellman（DH）鍵交換のアルゴリズムに存在するTLSプロトコルの脆弱性や、中国の認証局（CNNIC）で不正中間証明書が発行された問題に対応したほか、WebKitやカーネル、Safariなどに含まれる複数の脆弱性やメモリ破損、バッファオーバーフローなどの脆弱性を修正した。
また、OS X Mavericks v10.9.5、OS X Yosemite v10.10 から v10.10.3を対象とした OS X Yosemite v10.10.4及びSecurity Update 2015-005も同様に、Logjamの脆弱性やCNNICの問題、メモリ破損、バイパスなど77件の脆弱性に対応した。
その他Mac EFIセキュリティアップデート2015-001では権限昇格やフラッシュメモリ改ざんの脆弱性の修正、Safari 8.0.7、Safari 7.1.7、Safari 6.2.7ではアカウント乗っ取り、情報漏えいなどの修正した。また、脆弱性を修正したiTunes 12.2やQuickTime 7.7.7も公開された。
