パソコンの誤操作、不正アクセス、紛失、盗難などによる個人情報や機密情報の流出などは後を絶ちません。
「情報漏えいニュース」では、日々発生する情報漏えいに関するニュースをまとめて公開しています。

延岡市、アドレス間違えによるメール誤送信で個人情報が流出

会社名 延岡市
株式情報 非上場
漏洩種別 流出
漏洩対象 メール
漏洩場所 社外
漏洩内容 住所/法人名
漏洩件数 138件
漏洩日時 2022/5/10
発表日時 2022/5/17

延岡市にてメール誤送信により個人情報が流出。同市にて、職員が新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者となり自宅待機となったが、締め切り間近の提出書類が未提出である旨の連絡が総合福祉課からあり、自宅用PCで提出書類を作成するため、別の職員に必要なデータ送信を依頼した際に、当該職員が誤ってメールアドレスを間違えて入力して送信したことにより、誤った宛先に送信され個人情報が流出した。

メールアドレスを間違えて送信後、メール送信先不明の通知を待ったが不通知メールは届かず、県内の市町村が共同利用しているインターネット通信システムの受託業者に誤送信メールの状況を確認したところ、当該メールが誤ったアドレスに送信されている可能性が高いことが発覚。現時点ではそれ以外の情報流出や被害などは確認されていない。市は誤送信先宛先に当該メールの削除依頼を送信した。また、誤送信したことを情報政策課に報告し、インシデント報告書にて国や県に報告を行い、 市長が謝罪の記者会見を行った。さらに情報漏えいの可能性のある対象者に順次お詫びを行った。

誤送信されたデータはコロナワクチン接種に係る国補助事業に関する支払の情報で、自宅でテレワークする際には市が配備しているセキュリティ対策が施された専用パソコンを使用することになっていたが、急ぎだったため専用パソコンを使用せず、さらにデータ送信の際にデータにパスワード設定を施していなかった。また、個人情報含むデータを送信する際には統括情報セキュリティ責任者の許可が必要であったが、許可を得ておらず、私物で個人情報を含むデータの業務を行うことを禁止していたが、守られていなかった。



 

ワンビは情報漏洩対策の専門家です。情報漏洩に関する様々な情報はこちらからどうぞ!

おすすめ