カンタス航空、不正アクセスにより個人情報が流出の恐れ

会社名カンタス航空
株式情報非上場
漏洩種別流出
漏洩対象サーバ
漏洩場所社外
漏洩内容氏名/メールアドレス/住所/生年月日/性別/電話番号
漏洩件数約6,000,000件 約5,700,000件(2025年7月9日追加)
漏洩日時2025/6/30
発表日時2025/7/2

カンタス航空にて不正アクセスにより個人情報が流出の恐れ。同社にてコンタクトセンターで利用する外部プラットフォームに対し、外部からの不正アクセスを受け、当該システムに保存されていた顧客の個人情報が流出した可能性があることが判明した。

異常なアクセスを検知し、調査を行った結果、本件が発覚。直ちにシステムを隔離して詳細調査を開始している。なお、クレジットカード情報や口座情報、パスポート情報等は当該システムに保存されていない。同社は関係機関へ報告を行うとともに、当該顧客へお詫びと説明、サポート窓口の案内を行っている。

同社は不正アクセスを受けた件で、現在もフォレンジック調査を継続しており、重複データを削除した結果、約570万人が対象であることを確認。なお、カンタス・フリークエントフライヤーアカウントへの影響はなく、流出した可能性のある情報のみで同アカウントへアクセスすることはできないとしている。現在までの対応として、アクセス制限の強化や監視および体制強化のほか、さらなるセキュリティ対策を講じている。なお、現時点において、顧客情報が外部へ公開された痕跡は確認されていないが、同社を装う不審なメッセージ等に注意を呼び掛けている。(2025年7月9日追加)

同社は不正アクセスを受けた件で、個人情報保護のため、ニューサウスウェールズ州最高裁判所より仮差止命令を取得したことを公表。なお、現時点において、個人情報の外部公開は確認されていないが、引き続き、厳重に監視するとしている。(2025年7月17日追加)

同社は、カンタス航空を装う詐欺が増加しているとして注意喚起を行った。フィッシング詐欺および偽のウェブサイト等に対する監視と対策を24時間体制で行っているが、同社から直接ログイン情報など、個人情報の提供を求めることはないとして、不審なメールやSMS、電話に注意を呼び掛けている。(2025年8月19日追加)