保健所が告発者情報を事業者に漏洩
弁当製造の衛生管理に問題があるとしてパート勤務者が世田谷保健所に通報し、同保健所が抜き打ち検査を行った際に、検査終了後同弁当製造業者は内部告発者を調べ、当該パート従業員を解雇した。その際、同事業者は同保健所の検査員から告発者が誰なのかを聞いた、と同保健所が内部告発者情報を漏えいしていたことが判明した。公益通報者保護法のガイドラインで告発に伴う調査について「通報者が特定されないよう十分配慮する」と規定しており、告発者が容易に特定される情報の漏洩は、規定に抵触する可能性があるとしている。
