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ISC、BIND 9に意図せずオープンリゾルバとなる脆弱性を確認

  • 元記事:CVE-2018-5738: Some versions of BIND can improperly permit recursive query service to unauthorized clients
  • HP:Internet Systems Consortium
  • 発表日時 2018/6/12

    ISCのBIND 9に意図せずオープンリゾルバとなる脆弱性が確認された。影響を受けるのは9.9.12、9.10.7、9.11.3、9.12.0~9.12.1-P2で、 ACLのデフォルト設定に不具合があり、設定ファイルにrecursion no; が設定されておらず、さらにallow-recursion、allow-query、allow-query-cacheのいずれのア クセスコントロールリストが設定されていない場合にオープンリゾルバになる恐れがある。この脆弱性が悪用されると、サーバが外部からのDNSリフレクター攻撃の踏み台として悪用されたりドメイン情報が外部に流出する恐れがある。
    解決策としてBIND 9.12.2、9.11.4、9.10.8、9.9.13が公開されており、アップデートによりこの脆弱性は解消される。また回避策として named.confにてallow-recursion、allow-query、allow-query-cacheのACLを適切に設定することで、この脆弱性は回避できる。




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