パソコンの誤操作、不正アクセス、紛失、盗難などによる個人情報や機密情報の流出などは後を絶ちません。
「情報漏えいニュース」では、日々発生する情報漏えいに関するニュースをまとめて公開しています。

FireEye、深刻なbashの脆弱性に至急対応するよう呼びかけ

  • 元記事:Shellshock in the Wild
  • HP:FireEye
  • 発表日時 2014/9/27

    LinuxなどのUnix系のOS環境で最もよく使われているシェルのbashの脆弱性が存在する件で、この深刻な脆弱性のShellshockを悪用した動きが増大しているとして、FireEyeやOSベンダー、セキュリティベンダーなどが注意を呼びかけている。ウィルス対策製品では検出されないものも多く、セキュリティ各社の修正パッチが急がれる。この脆弱性によりインターネットに接続されたWebサーバーやルーター経由で細工されたデータ送信により任意のコマンドが実行される恐れがある。bashはshellと呼ばれるソフトウェアの一種で、主要なLinuxディストリビューションに多く含まれ、今回の脆弱性はbashのバージョンのほぼ全てに存在し、また単純で悪用が簡単で、脆弱性のあるbashを動かしているサーバー環境によっては、細工されたデータの送信だけで任意のコマンドやプログラムを実行でき、サーバや機器の乗っ取りが可能なため、影響を受けるサーバは非常に多く、OpenSSLのHeartbleedの脆弱性を上回る影響があると推測している。すでに、この脆弱性のあるマシンを探す動きや不正なトラフィックも確認されているため、早急な対策が必要とされる。
    対策として、ディストリビュータが公開しているパッチをすぐ適用する必要がある。また、bashを別のシェルに入れ替えたり、Web Application Firewallや侵入検知システムで脆弱性のあるサービスのフィルタリング、継続的なシステム監視などの回避策が挙げられている。




    ワンビは情報漏洩対策の専門家です。情報漏洩に関する様々な情報はこちらからどうぞ!

    あわせて読みたい