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リニカル、不正アクセスにより個人情報が流出の恐れ

会社名 株式会社リニカル
株式情報 上場
漏洩種別 流出
漏洩対象 サーバ
漏洩場所 社外
漏洩内容 ⽒名/⽣年⽉⽇/電話番号/メールアドレス/住所
漏洩件数 最大222,022件
漏洩日時 2021/10/3
発表日時 2021/12/6

リニカルにて不正アクセスにより個人情報が流出の恐れ。同社にて社内サーバが第三者からの不正アクセスを受け、同社グループが保有する株主および採⽤応募者や社員、取引先等の個人情報および一部の企業情報が流出した可能性があることが判明した。

同社およびグループ台湾拠点のサーバに対し不正アクセスの痕跡が確認され、その後、グループの欧州拠点でも不正アクセスを認識したため、欧州内のネットワークおよび日本・アジア・米国とのネットワークを停止し、サーバの復旧と調査を開始。その後、犯行グループから窃取したとするデータに対し、身代金を要求する脅迫メッセージを受けとったため、欧州ならびに⽇本の警察当局に相談を行い、EU 加盟国のデータ保護監督当局、⽇本の個⼈情報保護委員会、台湾における関係当局へ被害報告を行った。調査の結果、日本および台湾のサーバからの情報窃取の可能性を示唆する痕跡が発見され、流出範囲の特定を進めていたが、今回の不正アクセスは、サーバ保存情報の暗号化やアクセスログの抹消を伴うものであたっため、⼆次被害を防ぐ観点から、復元したサーバ情報に基づき、流出した可能性がある情報の現時点における最⼤数を見積もりを公表。現在も窃取、流出の可能性がある情報など詳細な調査を続けており、最終の報告についてはさらに時間を要するとしている。なお、国際的な問題となっている犯⾏グループとコンタクトをとることおよび⾝代⾦の要求に応じる予定はないとしており、現時点において当該情報の不正利用等の二次被害は確認されていない。

 

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