大阪市西区役所、申請書類紛失で助成金支払いが遅延
| 会社名 | 大阪市西区役所 |
|---|---|
| 株式情報 | 非上場 |
| 漏洩種別 | 紛失 |
| 漏洩対象 | 紙(書類) |
| 漏洩場所 | 社内 |
| 漏洩内容 | 氏名/住所/口座情報 |
| 漏洩件数 | 10件 |
| 漏洩日時 | 不明 |
| 発表日時 | 2023/9/5 |
大阪市にて書類紛失により助成金支払い遅延が発生。同市西区役所保健福祉課にて、区民が提出した特定不妊治療費助成に係る申請書類を紛失し、これにより助成金の支払い遅延が発生した。
同グループ窓口に当該書類を提出したが助成金が振り込まれていない旨の連絡が2件あり、当該区民の申請受付の際に記録する特定不妊治療費助成事業定例決裁簿の確認をしたが、申請書類の受付確認が取れなかったため、全職員への聞き取りと事務室内を捜索したが書類は発見できず紛失が発覚。書類紛失により、本来支給すべき時期に支払いができていないとの判断となった。同区保健福祉課職員は対象区民にお詫びと経緯説明を行い、再度関係書類を提出してもらい助成金の支払い手続きを完了した。
同市では、令和4年9月から令和5年5月にかけて他にも区民から助成金支給状況についての問合せがあり、同様に申請書類の紛失により支払いが遅延していた事案が8件発生していたとして、いずれも公文書紛失事案であると判断した。
同市は、当グループ全職員に対して申請書受付業務手順の遵守の徹底と個人情報の取り扱いに対する意識向上に取り組むとともに、管理職による申請書類の存否と処理状況の確認体制を整備し、再発防止に努めるとしている。
