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大阪市、個人情報を含む事故処理誤りを公表

発表日時2021/1/8

大阪市にて個人情報を含む事故処理誤りを公表。同市にて、2020年11月21日から12月20日の間に取りまとめた個人情報に係る事務処理誤り等を公表した。当該期間中の報告件数は17件で、誤送付が4件、誤交付が6件、紛失および事務処理誤りが7件であった。

同市は、ルール(重要管理ポイント)を設定・遵守していたか否かを主な基準として、段階別に4つに分類し、かつ発生形態別(誤送付・誤交付など)に分類し、公表しており、今回公表分は、令和2年11月18日に工事に関する問合せ内容を施工業者へ伝える際に、施工業者から問い合わせした方を特定する発言があり、職員は直接の発言はしなかったものの、肯定する態度を取ったため、結果的に氏名及び住所を明らかにしてしまったという、ルールの未設定等により発生した事務処理誤りが1件。

窓口でマイナンバーカードを交付する際、誤って同姓の別人の「電子証明書の写し」を交付や、窓口で不足書類を後日送付する際の返信用の封筒を渡したが、誤って別の人の住所及び氏名が差出人欄に記載された使用済の返信用封筒を渡し、返送した際、切手を張らず送付してしまったことにより、同市に届かず差出人欄に記載された別の人へ届いてしまった事案、国民健康保険料の「原符」や「児童手当・特例給付認定請求書」、市立の中学校において、「3年生英語科2学期期末テスト」の解答用紙が所在不明、窓口で証明書を交付する際、誤って別人の「証明書(家屋)」、「証明書(土地)」及び「改正原戸籍謄本」を誤交付になどルール違反により発生した事務処理が14件。

「総合福祉システム(福祉五法)出力帳票等封入封緘業務」を委託している事業者において、令和2年11月24日に「自立支援医療(精神通院)受給者証」を送付する際、誤って別人の受給者証を混入して送付など委託業務における事務処理の誤りが2件であった。

同市はお詫びともに再発防止に努めるとしている。

 

 



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