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情報処理推進機構、音声によるウィルス検出の警告に注意喚起

  • 元記事:「 ウイルスを検出したと音声で警告してくるウェブサイトにご注意! 」
    ~ ウイルス検出の偽警告に騙されないで ~
  • HP:情報処理推進機構
  • 発表日時 2015/8/4

    2015年5月以降、音声によるウィルス検出の警告に関する相談が情報処理推進機構に寄せられ、注意を呼びかけている。同機構によると、相談内容はインターネットの利用中にPCサポートというサイトにたどり着き、ウィルス検出した旨の警告が音声で流れ、サイトに記載されている連絡先に電話をするよう案内される。このサイトによる警告は、6月にトレンドマイクロでも注意喚起を行っている。
    この音声警告はウィルス感染の有無にかかわらず音声警告が流れるようになっている。このサイトにアクセスした経緯は不明であるが、広告バナーなどへのクリックやサイトのリダイレクトなどにより誘導された可能性が高い。
    実際に記載された番号に電話をしたという相談もあり、電話をかけると遠隔サポートによるウィルス駆除を行うと案内され、遠隔操作ソフトがインストールされて遠隔操作が行われた。その後、有償ソフトウェアの購入を促されたが、遠隔サポートの費用請求やPC内のファイルへの遠隔操作による不正アクセスは確認されなかった。今回の件では有償ソフトウェアの購入をしなければ実害はないが、遠隔操作ソフトの悪用のリスクもあるため、遠隔操作ソフトをインストールをした場合には直ちにアンインストールするよう推奨している。また、電話を掛けるよう記載されていても電話をかけないよう推奨している。対処方法としては、警告が流れた場合にはセキュリティソフトでウィルススキャンを実施し、感染が確認された場合にはセキュリティソフトの指示に従って対処するよう推奨している。また、ウィルス感染のリスク低減のため、普段からソフトウェアのアップデートを実施するなどの対策が重要となる。




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