警察庁、特定のポートを対象としたプロキシ探索の増加に注意喚起
特定のポートを対象としたプロキシ探索のアクセスが増加していることが確認され、警察庁が注意を呼びかけている。
同庁によると、5月中旬以降、宛先ポート37564に対するアクセスが増加しているのが確認された。このアクセスは接続先のPCがインターネット接続を中継するプロキシとして動作するか確認を行っており、外部から利用可能なプロキシを探索する目的で攻撃者がアクセスしていると推測される。ポート37564はオンラインゲームの動作を監視してゲームの進行状況を確認するユーティリティツールが初期設定でプロキシとして使用され、ツールは外部からアクセス制限がされない場合にはオープンプロキシとして動作することが確認されていることから、PCがオープンプロキシとして動作していた場合には攻撃者に踏み台として悪用される恐れがある。
コンピュータをインターネットに接続する場合にはルータやOSのファイアウォールなどにより外部からのアクセスを制限し、OSのファイアウォール機能を不用意に停止させないよう呼びかけている。
