当社は、杭圧入引抜機「サイレントパイラーR」の開発と圧入機を用いた独自工法の創出、提案を通じ、世界の建設課題にトータルソリューションを提供するエンジニアリング企業です。
イクメン企業アワード2020でグランプリを受賞するなど、ワークライフバランスを重視した職場環境づくりを全社を挙げて進めています。その一環としてテレワーク手当も新設し、在宅勤務を奨励しています。場所にとらわれない働き方に業務形態が変化してきており、営業職のみならず、事務職、技術職の社員も社外から社内にあるサーバにセキュアなSSLVPNで接続して利用する機会が増えてきています。SSLVPNの利用には社内手続きを経て承認されなければ利用できないようにしております。パソコンの紛失時は規程で定めたセキュリティを担当している執行役員と情報システム課に連絡するようにしていましたが、その際のデータ漏えいに対して課題を感じていました。
TRUST DELETEを見つけたときは、他にない機能なので、すぐに導入を決定しました。当社の業務特性として建設機械を製造していて電波の入りにくい場所で扱わなければならないため、電波が入りにくい場所ではそもそも使えないVDI(仮想デスクトップ)のパソコンを選択することができませんでした。ネットワークがオフラインでもセキュリティが発動することを求めていました。そんなとき、1本の営業の電話がかかってきてTRUST DELETEの存在を知りました。それまでは、まったく聞いたこともなかったので、もっと告知をした方がいいですよ。(笑)
現在、TRUST DELETE primeの本格運用に向けて情報システム課内で準備している段階です。一定時間経過するとロックを発動させて、さらに放置していると消去することを想定してテストをしております。ロックをUSBで解除できるということがユニークなので運用を想定して試しています。連絡があれば、すぐにロック命令を発行し、接続があるかどうかを監視して、外部で接続を確認した場合に消去命令を発行するような運用を想定しております。遠隔からネットワーク越しにパソコンのデータを消去できるのも非常にメリットが高いのと消去が完了した際に後で報告形式で出力できるのは監査記録として有効だと考えて廃棄時の利用も考えています。
社員には、強制的にデータを消去することを認識してもらい業務のデータは会社のサーバに保管することを徹底して、消去が実行されても業務に支障をきたさないようにしていくつもりです。
お話:情報システム課 課長 山田 俊則氏